今回は、RSIインジケーターを使用して、バックテストを取ってみます。
RSIを使っている人は多いのではないでしょうか?
実際RSIを使えば勝てるのかどうか確認していきます。
バックテスト方法
バックテストで確認するのは「USDJPY」、「5分足」確定足ベースのシングルタイムフレーム(STF)です。
判定時間は、「5分後」「10分後」「15分後」のそれぞれで確認していきます。
RSI(14) レベル70/30条件
5分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(14)のレベル70に達した場合
Highエントリー
- RSI(14)のレベル30に達した場合
10分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(14)のレベル70に達した場合
Highエントリー
- RSI(14)のレベル30に達した場合
15分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(14)のレベル70に達した場合
Highエントリー
- RSI(14)のレベル30に達した場合
短期判定だと勝率53.02%という結果にるため、バイナリーオプションで有名なハイローオーストラリアの場合は、ペイアウトが1.85倍なので勝率54.05%以上無いと、金額が増えることはありません。
この場合だと、長期判定が勝率が高いことが分かりました。
ちなみにどういったところでエントリーすることになるかと言うと…
こうやってみると連敗するシーンが目立ちます。
後からチャートを見返せば危ない所と見えるかもしれませんが、リアルタイムでエントリーしていこうとすると、どこまで価格が上昇/下降するのかが分からないため、深追いしてしまいそうで怖いと感じます。
連敗してメンタルがやられて、エントリーをやめた後から勝ちだすパターンですね。
勝率を重視してエントリーを続けておけばよかったと後悔するやつです。
ここからは長期判定でバックテストを行って行きます。
RSI(7) レベル70/30条件
15分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(7)のレベル70に達した場合
Highエントリー
- RSI(7)のレベル30に達した場合
RSIの期間を短くしてみた場合、エントリー回数がとてつもなく上昇しました。
勝率も下がる結果となっているため、期間を短くするのは良く無さそうです。
実際エントリーするとなると以下の通り…
RSI(21) レベル70/30条件
15分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(21)のレベル70に達した場合
Highエントリー
- RSI(21)のレベル30に達した場合
RSIの期間を長くしてみた場合、勝率が少しだけ上昇しましたが、エントリー回数がRSI(14)に比べて半分以下になりました。
勝率が60%あれば良いですが、55%程でエントリー回数が削られすぎるのはもったいない気もします。
実際のエントリーポイントはRSI(7)に比べると激減です。
やはり期間は14が良いんでしょうか。
RSI(14) レベル80/20条件
15分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(14)のレベル80に達した場合
Highエントリー
- RSI(14)のレベル20に達した場合
レベルを80/20の時にエントリーするようにした場合、こちらも勝率は上がるものの、エントリー回数が激減してしまいました。
RSIだけの制御では色々と限界がありそうです。
RSI(14) レベル70/30+ロウソク足の条件
15分後判定
Lowエントリー条件
- RSI(14)のレベル70に達した場合
- ロウソク足が陽線の場合
Highエントリー
- RSI(14)のレベル30に達した場合
- ロウソク足が陰線の場合
通常のRSI(14)レベル70/30にロウソク足の制御を加えてみたところ、勝率も上がりエントリー回数も十分あります。
考察
RSI単体で制御を行おうとすると、とても難しい印象です。
そこまで勝率が高いわけではありませんでしたが、損益分岐点は超えているので、多くの人が使っていてもおかしくないインジケーターだなと感じました。
しかし、連敗数も多いことを考慮すると、いかにメンタルを保ちつつエントリーし続けられるかが重要です。
今回、STFによる簡易的な条件のため、そこまで勝率を上げられませんでしたが、他のインジケーターと組み合わせたり、MTF分析をすることでエントリー回数を保ちつつ勝率を上げられるかもしれません。
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