このページでは、MetaEditorの基本的な使い方について解説します。
MetaEditorは、MQLコードを書いてインジケーターやEAを作成したり、バックテストといったチャート分析に必要なツールとなります。
基本的な使い方がわかれば、そこまで難しいものではありませんので、しっかりと確認しておきます。
MetaEditorを起動
MT4を起動し上部にあるボタンをクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/e31742fefb1985bfca8197fa1819464b.png)
MetaEditor が開きます。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/84740cb6aaa2a2681a76c14f55e450ca.png)
オプション設定
メニューバーにある「ツール」⇒「オプション」を選択します。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/374878d53e2919ed8b7a8d4ed8681034.png)
オプション画面が開きますが、こちらで、MetaEditor を使用する際の環境設定を変更することが出来ます。
基本的には標準のままで構いませんが、「デバッグ中」タブだけ変更していきましょう。
これから5分足確定足ベースのインジケーターを作成していくため、デバッグを利用する際も5分足チャートでデバッグが実行された方が良いです。
「期間:」を「M5」に変更し、「日付:」をある程度期間を延ばした状態に設定しておきましょう。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/9bdcc2096332a4b503c2df90643f64d2.png)
「シンボル:」は空白のままでも構いませんが、デバッグ時に利用したい通貨ペアがあれば、そちらを指定しましょう。
設定項目についての説明は以下の通りです。
シンボル |
|
---|---|
期間 |
|
日付 |
|
その他は変更する機会があまりないので省略します。オプション画面は「OK」または「キャンセル」で閉じることが出来ます。
カスタムインジケーターの作成
早速ですが、簡単なカスタムインジケーターを作成してみましょう。
MetaEditor 画面左上にある「新規作成」ボタンをクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/f16ec04a6793230ab7f286fdd3eb77c5.png)
ウィザード画面が表示されるので、「カスタムインディケータ」にチェックし「次へ」をクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/23567f86dfec8c012d21468a397579da.png)
任意の名前を入力して「次へ」をクリックします。ここでは「Sample」という名前で作成します。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/4fd58e6bee5757058fef254bef499202.png)
初めから「OnCalculate(…,open,high,low,close)」にチェックがついている状態かと思いますので、そのままの状態で「次へ」をクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/5effcd6366a424e0daaa9b0546690dfd.png)
次もそのままの状態で構いませんので、「完了」をクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/db81ea25979e721f4d5f4c827c00cf59.png)
ウィザード画面が閉じ、カスタムインジケーターファイル(Sample.mq4)が作成されました。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/320849bef53f5e995823e9fa9f5d4e7a.png)
Hello World!を表示してみる
何やら難しいコードが書かれていると思うかもしれませんが、簡単なコードを書いて実際に動かしてみましょう。
コードの24行目に「int OnCalucalate(省略…」から始まる部分があると思います。
そして36行目が空白になっているはずです。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/1def6e3640eaffab8492b1d10ef94f5b.png)
上記の赤枠で囲まれた部分です。よく見ると{ }(34行目と39行目)で囲まれていることがわかります。
この間に、以下をそのまま入力してみましょう。
printf(“Hello World!”);
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/73132a48ee0bcdae09ea9b007686643a.png)
入力できたら、画面上部にある「コンパイル」をクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/a1b7d503d70edaf4e3743ed0f697f827.png)
すると、画面下部の赤枠部分に「0 errors, 0 warnings, …」と表示されます。エラーが出てる場合は、正しくコードが記述できていない可能性があります。再度見直してみてください。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/3b87fe8de0dd075f52d60a859475a525.png)
それでは、実際に動かしてみます。画面上部にあるデバッグのスタートボタンをクリックしてください。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/556c60ad647ed4350256a3cf00356594.png)
スタートボタンをクリックすると、MT4画面に以下のような画面になっているかと思います。この状態で「OK」をクリックします。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/119d17092b76cfd84a021cada00fc963.png)
あれ?特に変化なしと思うかもしれませんが、大丈夫です。画面下部にある「エキスパート」をクリックしてください。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/1eeb19986b74294a56cc5bb883d81463.png)
すると、しっかり「Hello World!」と表示されていることがわかります。しかも連続で表示されています。これは、ティックが更新されるたびに先ほどのコードが実行されるので、連続で表示されます。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/8b64f219fcdf6d1e327e8ba72d05ce77.png)
デバッグを終了する場合は、MT4上のチャートを閉じるか、MetaEditor 上部にあるストップボタンを押します。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/2631fa79763773d45c2e3f445ff8803a.png)
MetaEditor の使い方については以上です。次は変数についての勉強に進みましょう。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/mql-study-start-4-300x169.png)
おまけ:フォントサイズを変更
コードの文字サイズが小さいと感じる場合は、先ほどの「ツール」⇒「オプション」⇒「フォント」タブでサイズを変更することが出来ます。
![](https://trade-engineer.com/wp-content/uploads/2021/03/d80c15b8a663385323926333c37a55a7.png)
自分の使いやすいようにカスタマイズしましょう。
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