このページでは、MetaEditorの基本的な使い方について解説します。
MetaEditorは、MQLコードを書いてインジケーターやEAを作成したり、バックテストといったチャート分析に必要なツールとなります。
基本的な使い方がわかれば、そこまで難しいものではありませんので、しっかりと確認しておきます。
MetaEditorを起動
MT4を起動し上部にあるボタンをクリックします。
MetaEditor が開きます。
オプション設定
メニューバーにある「ツール」⇒「オプション」を選択します。
オプション画面が開きますが、こちらで、MetaEditor を使用する際の環境設定を変更することが出来ます。
基本的には標準のままで構いませんが、「デバッグ中」タブだけ変更していきましょう。
これから5分足確定足ベースのインジケーターを作成していくため、デバッグを利用する際も5分足チャートでデバッグが実行された方が良いです。
「期間:」を「M5」に変更し、「日付:」をある程度期間を延ばした状態に設定しておきましょう。
「シンボル:」は空白のままでも構いませんが、デバッグ時に利用したい通貨ペアがあれば、そちらを指定しましょう。
設定項目についての説明は以下の通りです。
シンボル |
|
---|---|
期間 |
|
日付 |
|
その他は変更する機会があまりないので省略します。オプション画面は「OK」または「キャンセル」で閉じることが出来ます。
カスタムインジケーターの作成
早速ですが、簡単なカスタムインジケーターを作成してみましょう。
MetaEditor 画面左上にある「新規作成」ボタンをクリックします。
ウィザード画面が表示されるので、「カスタムインディケータ」にチェックし「次へ」をクリックします。
任意の名前を入力して「次へ」をクリックします。ここでは「Sample」という名前で作成します。
初めから「OnCalculate(…,open,high,low,close)」にチェックがついている状態かと思いますので、そのままの状態で「次へ」をクリックします。
次もそのままの状態で構いませんので、「完了」をクリックします。
ウィザード画面が閉じ、カスタムインジケーターファイル(Sample.mq4)が作成されました。
Hello World!を表示してみる
何やら難しいコードが書かれていると思うかもしれませんが、簡単なコードを書いて実際に動かしてみましょう。
コードの24行目に「int OnCalucalate(省略…」から始まる部分があると思います。
そして36行目が空白になっているはずです。
上記の赤枠で囲まれた部分です。よく見ると{ }(34行目と39行目)で囲まれていることがわかります。
この間に、以下をそのまま入力してみましょう。
printf(“Hello World!”);
入力できたら、画面上部にある「コンパイル」をクリックします。
すると、画面下部の赤枠部分に「0 errors, 0 warnings, …」と表示されます。エラーが出てる場合は、正しくコードが記述できていない可能性があります。再度見直してみてください。
それでは、実際に動かしてみます。画面上部にあるデバッグのスタートボタンをクリックしてください。
スタートボタンをクリックすると、MT4画面に以下のような画面になっているかと思います。この状態で「OK」をクリックします。
あれ?特に変化なしと思うかもしれませんが、大丈夫です。画面下部にある「エキスパート」をクリックしてください。
すると、しっかり「Hello World!」と表示されていることがわかります。しかも連続で表示されています。これは、ティックが更新されるたびに先ほどのコードが実行されるので、連続で表示されます。
デバッグを終了する場合は、MT4上のチャートを閉じるか、MetaEditor 上部にあるストップボタンを押します。
MetaEditor の使い方については以上です。次は変数についての勉強に進みましょう。
おまけ:フォントサイズを変更
コードの文字サイズが小さいと感じる場合は、先ほどの「ツール」⇒「オプション」⇒「フォント」タブでサイズを変更することが出来ます。
自分の使いやすいようにカスタマイズしましょう。
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